転職お役立ちコラム

これが知りたい! 試験運用期間はクビになるの?

2019年3月11日

晴れて入社が決まり研修期間!

sora
『試験期間ということで簡単にクビになるのでは?』

と疑問に思っていませんか?

試験運用期間は本当にクビになりやすいのでしょうか。

ポイント

基本的に使用期間中はクビにはなりません。
しかし、絶対クビにならない訳ではないので注意です。

試用期間とは?

入社後、ほとんどの会社では「試用期間」というものを設けています。いわゆる研修期間ですね。

会社が試用期間を定めているのは、

「この労働者は、きちんと働いてくれるのか。」
「業務の適性はあるのだろうか。」

と見定めてから本採用をしたいという想いがあるからなんです。

ということは、もし適性なしと判断されれば本採用は見逃される、つまりクビになってしまいます。

sora
法律的にはどうなっているの?

試用期間中は、「解約権留保付労働契約」(かいやくけんりゅうほつきろうどうけいやく)という労働契約になります。

解約権留保付労働契約とは


会社としてその労働者に関して当初は知ることができず、
また知ることが期待できない事実が発覚した場合で、
そのことにより雇用を継続させることにが難しいようなときに、
解約権を行使できるものとなっています。

例えば、その業務には必須となる資格を持っていることと労働者から提示があったはずなのに、実は持っていなかったという事実が発覚すれば、その業務をさせることができません。

こういった場合には試験運用期間でさえ解雇が可能となっています。

業務ができなくなることもそうですがこの場合、「虚偽」も問題ですね。

とらえ方としては内定の取り消しと似ているように思えますが、当然それよりもハードルが高くなってきます。

ただし、試験運用期間が終了した後に本採用となった場合の解雇よりは、「試用期間中のほうが解雇しやすくなっている」ことも事実としてあるのです。

そのため、会社側としては「何かあったら試用期間中にクビにする」ということを常に意識しているんですね。

試用期間はクビになりづらい

sora
せっかく内定をもらったのにクビになりたくない。

とはいえ、試用期間だからといって必要以上に怯える必要はないんです。

試用期間中も「解雇権濫用法理」というものが法的に適用されますので、解雇をする理由に合理性がなければ一方的に解雇される心配はありません。

基本的に「経営者の好き嫌いでクビにする」というようなことはできないのです。

試用期間の長さは、一般的に「3ヶ月程度」のところが多いのではないでしょうか。

「長くて6ヶ月」くらいまでになっていて、1年を超えるようなものは法的に合理性を欠いているとみなされます。

また、本採用では正社員を約束しながら試用期間だけは、契約社員にしてしまおうという会社もあります。

法的には一般的な正社員での試用期間とまったく同様のあつかいになります。

合理性のない雇い止め(有期雇用契約で更新しないこと)は「解雇権のらんよう」になり違法です。

使用期間中に契約が変わるような場合は疑ったほうがいいでしょう。

試用期間の最初の14日以内の解雇については、「解雇予告手当の支給が不要」となっているんですね。

逆にいえば14日を超えての試用期間中の解雇は、解雇予告(あるいは解雇予告手当の支払)が必要となるのです。

それでも試用期間中にクビになるってホント?

試用期間中は試験的な「観察期間」とはいえ、「解雇権濫用法理」が適用されるので会社の判断で一方的にクビにすることはできません。

sora
じゃあなにをしてもクビにはならないんだね。

もちろん何をしてもクビならないわけではなく、解雇するに十分な理由があれば解雇することができます。

また会社側は解雇をすることに対して、「本人にその理由を説明する必要」が法律的に決まっています。

万がいち会社から「解雇予告」が宣言されたとしても「解雇になるような明確な説明がない」場合は、実はしたがう必要はないんです。

また労働基準法で「解雇するのに30日前までに本人に通知する必要があります。」

では具体的にはどういったケースでクビになるんでしょうか。

試験期間中にクビになる主な理由は以下になります。

クビになる原因

  • 能力不足
  • 病気やケガ
  • 素行不良

能力不足

試験期間中に能力不足と判断された場合クビになる可能性があります。

「試験期間中に出された課題ができなかった」ぐらいでは能力不足でクビにはならないので安心してください。

解雇させるには「誰が見ても客観的な理由」が承認されたときのみ許可されます。
具体的にはいかのような場合です。

会社で十分な教育を施していることが前提で、それでも能力不足な場合。
適切な部署を探すために「何度も配置換えをした」にも関わらず、能力がみとめられない。など。

まずは会社側が従業員にどのような対処をしたかが、クビになるかの観点の一つになります。

試験期間中の解雇理由が「能力不足」と判断された場合でも、会社が適切な対応をしていなかった場合本人の能力不足とは認められず解雇にはなりません。

とてもじゃないが達成不可能なノルマが課せられたいた場合。
そもそも解雇を目的とした「いじめ」などが行われていた場合。

病気やケガ

試験期間中の病気やケガの場合、ケガをしてしまったからすぐ解雇とはなりません。

今すぐに業務に復帰するのが難しい場合でも、「休業期間」を設けることが義務付けられています。

しかし次のように

「休業しても復帰のめどがたたない」
「ケガが原因でもう働くこと困難になってしまった」

このような場合は解雇が認められてしまいます。

ケガや病気に関しては、就業規則に載っているので「休業期間」や「復帰」など目を通しておきましょう。

素行不良

素行不良の場合、少し態度や口が悪いからといってクビになるわけではないので安心してください。

例えば次のように

必ず遅刻してくる。
無断欠勤をする。
履歴書や報告書がウソだらけ。
提出期限を守れない。
言動が明らかに不適切。

などの態度だと、今後の業務遂行が不適切と判断されるかもしれませんね。

無断欠勤などはぜったいダメです!

また今流行りの「不適切な動画をSNSなどにアップした」場合も、もちろん解雇理由になりますので注意しましょう。

いずれにしても解雇には客観的な理由が必要ですので、「誰がみても業務を遂行する上で不適切」と判断された場合のみです。

解雇が予告された場合は、まず会社から「解雇理由証明書」を貰ってください。

労働者が請求したら必ず発行しなければいけない決まりがあります。

ここには、解雇になった理由が記されていますので「不当解雇」されたときの証拠になる可能性があるからです。

まとめ

試用期間中も「解雇権濫用法理」というものが適用されますので、会社の一存で勝手に従業員を解雇することはできません。

しかし、解雇するに適切な客観的な理由がある場合は解雇することができます。

その場合、会社は解雇の30日以前に当人に解雇予告をしなければなりません。
また、雇用期間中にこの会社とは縁がなかった、やめたいと思ったらまず上長や人事に相談しましょう。理由を話せば的確に判断してくれるはずです。

連絡をしないでいなくなる(通称、蒸発)やLINEなどのメッセージアプリなどで退職を宣言するのは、特に「同業界に転職する際」はやめておきましょうね。

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IT系6年目・リーダーで手取り18万、ボーナス12万だった元社畜戦士。ライターの「作栄はる」と申します。そのときの経験を交えて、「仕事の悩み」などを分かりやすくご紹介していきます。よろしくお願いします!

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