
ホワイト企業というと仕事もラクなイメージありませんか?
じつはホワイト企業は「企業と従業員」の並々ならぬ努力で形成されているんです!
働きやすい会社は収益力が高い
ホワイト企業と呼ばれる企業は、「給与も良く」「福利厚生などが充実」している企業ですね。
これらは大雑把に言ってしまうと全て人件費になります。
ご存じの通り企業にとって一番の出費となるのが人件費。
その「人件費を従業員が満足するだけ出せる」ということは「確かな収益力が備えられている」と言えますね。
「収益力が弱い」とその分人件費に回せなくなるため、「残業代を出さない」など最悪な結果になってしまうんですよ。
「確かな収益力」があることが認められている企業なのです。
ただ「収益をあげたいな」と思っても何もしなければ収益は上がるわけありませんね。
では高い収益を得るために企業が努力したことはなんでしょうか。
高い収益力を生み出すには
高い収益力を生み出しすために企業が努力してきたことは、以下になります。
収益を上げる要因
- 売上高を上げる
- 売上総利益率を上げる
- 徹底したコストダウン
ひとつずつ説明していきますね。
売上高を上げる
まず何と言っても「売上高」をあげることです!

また売上高をあげるためには、地に足をつけた営業も大事ですね。
「新規のお客様と契約を結ぶ」のもそうですが、「既存のお客様に対しても営業」することを忘れてはいけません。
あるいは
「今までにはない工夫」をこらす
などといった「努力」が「売り上げ」につながるんですね。
今までにないアプローチを模索するのは相当キビシイです。
しかしその努力を「難しからやらない」ではなく、「試行錯誤していく」のが売上高アップになるんですね。
売上総利益率を上げる
2つ目としては売上総利益率を上げることです。
「売上高 - 原価」でもとめられます。
売上総利益率をアップさせるには、「他社にはない魅力的な製品」を生み出すことが必要です。
「製品そのものに欲しい」と思えるような魅力があれば、「値段を高くしても売ることができる」のでその分原価に対して「利益」がでることになりますね。
そのためには「製品の質」が問われてきます。
企業努力で、「他社よりも安く作り上げる」とかですね。
物には打倒と思われる「市場価値」があります。
「ビジュアルがいい」
「使い勝手がいい」
このようなものは値段が高く設定してあっても売れることがあります。
逆に「市場価値」より低く設定してしまうと、売れなくなってしまうこともあるので見極めが難しいですね。
徹底したコストダウン
3つ目としては、販管費や原価など「コスト」を徹底して削減することです。
製造業などではなるべく「資源を無駄にしない」で製品を作ったり運用していかなければなりません。
売上総利益率の話ではないですが、「無駄遣いをすると原価が上がってしまい売上が落ちてしまいます。」
例えばトヨタ自動車の経費削減対策は、よく「乾いた雑巾をさらに絞る」とたとえられるほどの徹底ぶりだとも言われています。
そこまでにするには、「従業員」並びに「経営者」の相当の我慢と努力のためものですね。
また人件費が一番のコストになりますので、そのためには「効率的な働き方が求められます。」
工場などでは一度使った水をきれいにして再利用したりもします。
まさに何でも無駄にできない精神です。
収益力を高めようとするには、「個人」や「取締役」だけが考えるようなものではなく「企業全体の取り組み」として行わなければいけませんね。
ホワイト企業は我慢ばっかり?

企業全体の取り組みとして我慢した結果が、確かな売上高につながるんですよ。
その確かな売上が結果的に従業員に還元されていく仕組みになっているんです。
従業員に還元することでよりよい労働条件になり、従業員のやる気も上がっていきますね。
そうするとさらに売り上げが上がるといったよいサイクルに入ることができるんですね。
そのよいサイクルを作り出すことができたのが、ホワイト企業です。
ホワイト企業は努力のたまものとも言えますね。
苦労に対して見返りがあるのがホワイト企業
ホワイト企業は
「プライベートの時間も取れるし」
「収入も十分」
このようないったイメージがあります。
実はホワイト企業だからと言って仕事がラクとはいえないのです!
むしろ与えられた仕事を全力でこなし、最大限ムダを無くすなどの苦労をしていることが好成績につながるんです。
あくまで働きやすい環境が整っていることが「ホワイト企業」と言えるのです。
ホワイト企業として発展していくには、従業員ひとりひとりの並々ならぬ努力が必要です。

そう思いますよね。
しかしこのような苦労が苦労で終わってしまうことはありません。
「ホワイト企業」と「ブラック企業」の決定的な違いは、その苦労に報いる仕組みを用意しているかどうかです。
ホワイト企業の雇用関係は
「努力や苦労に対して労働条件を保証する」
という関係を成り立たせているのです。
それ相応の苦労をすることで、自身や家族の生活を保障してくれるのですね。
例えばフレックス制が設けられていたとしたら
「残業代は満額出るし働きかたにも納得している」
「収入の面でも、仕事の面でも充実していて頑張ろう」
というよな気持ちになりますよね。
辛い辛いとは言ってきましたが、そのような「モチベーションが大切」だと思います。
その逆に苦労をしたところでそれに対して何も報いがなければ、いやになってしまいますよね。
「ブラック企業」だとしても「ホワイト企業」だとしても仕事をしていると何かしら大変なことがあります。
その苦労したことに対して「報酬なりで見返りがあるか」どうかがプラック企業とホワイト企業の一番の違いになるんですね。
まとめ
ホワイト企業だからと言って仕事がラクとはかぎりません。
むしろ徹底したコスト管理などを従業員個人のレベルで行っているために、収益が上がっているということもあるでしょう。
ひとりひとりの努力によってホワイト企業は成り立っているのです。
またホワイト企業はその一人ひとりの努力に対して「相当の見返り(労働条件)」を用意しています。
それによって従業員のやる気が持続されまた収益があがるようないい循環ができています。
そこがブラック企業との決定的な差になってきます。