わたし自身も社内SEを6年やっていましたが

保守に飽きた。
と思っていました。
社内SEをしていると一度は思ったことありますよね!
ただ

社内SEにはどんな転職先があるの?
と不安になっていませんか?
そこで今回は、社内SEの転職先をご紹介します!
社内SEの「メリット・デメリット」を知りたい、「あるある」を知りたいというかたはまずはこちら。
社内SEから転職したい理由
現在社内SEをしていてどんなところが不満に思っていますか?
社内SEのメリット・デメリットでも触れていますが社内SEの転職したい理由の多くは以下のようになっています。
社内SEの転職したい理由
- 技術面のスキルアップが難しい
- 社内トラブルの処理を任される
- 最初に配属された職場の環境に左右される
- メインの業務が保守・運用になりがち
必要な技術が固定されることによる将来の不安
社内SEをやっていて一番不安に思うのが「保守ばかりしていて、スキルアップが見込めないので将来が不安」ということですよね?
システムの維持管理や保守ばかりをしていると、設計書をもとにガンガン開発することはない。
ユーザーからの問い合わせに答えたり、日々データを受け渡している処理に異常がないか確認するような作業になりがちですよね。
たまにトラブルが多いシステムもありますが、基本的に凪と言いますか大きなことは「何も起こらない。」
考えてみればわかりますが、「毎日毎日動かなかったり」「何かしらエラー」になっているシステムなんて使いものになりませんよね?
そのため使う技術はごく限られたものになってくるわけです。
「ここでしか使えない。」
なんてどんどんと技術がニッチ化していってしまいます。
そこの現場に骨を埋めるつもりならばいいのですが、技術革新がどんどんと進んでいるIT系において不安になるのも当然!
「将来につながる技術に触れておきたい」
などの理由から「転職したいなー」と思っていませんか?
社内のなんでも屋さんを割り切れるか
また社内SEの場合、「コピーの調子が悪い」「パソコンがネットに繋がらない」など「社内のなんでも屋さん」になるので、自身の仕事に集中できないこともしばしば。
そんな外野からいろいろ言われるのが嫌になって、転職を考えることもありますね。
それが好きな人はいいのですが細かい頼みごとが多くなって、「割に合わない!」と思ってしまいます。
因みに私の場合は
「職場の人間関係」
で前の仕事を辞めようと思いました。
IT系は同業種への転職が多い
dodaが実施した職種別の転職先の調査によると、
出典:doda:未経験の業種・職種に転職できる可能性はどれくらい?
となっています。
実に81.2%なんだとか。
ほぼ同業種と言ってもいいですね。
専門性が高いものほど経験を積むことで、より自分を「高く」売れる可能性が高い。
確かに何かひとつできるようになるよりも、インフラできる、PMも経験あるような人の方が単価は高くなりますよね。
そのため自身の専門性を高めようと、転職に踏み出す人が多いようです。
同じ業界にいて思うんですが、IT系の人って転職する回数が多いような気がしませんか?
より「自分を高く買ってくれる」ところや「いろいろな技術を身につけたい」と思っている人が多いんでしょうね。
まぁ中には合わなくて職を転々としている人もいますが。。。
それは置いといて。
「今よりさらに上の技術を身につけたい」
と誰しも一度は思いますもんね。
社内SEからのおすすめの転職先
転職したい理由と転職先は同業種が多いことが分かった。
じゃあ実際にどんな転職先があるのか気になりませんか。
IT系の仕事はざっくり分けると「上流」か「下流」か。ですよね?
なので「次に自分がどの工程に関わりたいか」で、転職先を見つけるといいと思います。
今と同じような仕事の内容で、給料を上げたいというならば「同業他社の社内SE」がいいですし、仕事をふる側に回りたいならば上流の仕事を扱っている「大手のSIer」などを目指しましょう!
以下にざっくりと分けてみました。
開発に関わりたい人向け
開発に関わりたい人の転職先は以下になります!
開発に関わりたい人向け
- WEBエンジニア
- インフラエンジニア
- フリーランス
WEBエンジニア
WEBページの作成や機能改善・保守などをする仕事です。
WEBページそのものデザインする・組み込む「フロントエンド」と後ろの処理を組み込む「バックエンド」の技術者に分かれのはご存じだと思います。
フロントエンドは主にHTMLやCSS,PHP,JavaScriptなどを用いて直感的に目で見える部分を。
バックエンドは様々な言語が使われますが、JavaやC++,SQLなどでデータの受け渡しや登録処理などを組みますね。
マイナビエージェント×ITで求人を見てみると
年収610-730万円
となっています!
保守じゃなくて開発がやりたいことをしっかりと伝えるようにしましょう!
インフラエンジニア
社内やシステムの通信などのインフラを整えるのが、インフラエンジニア。
ぶちゃけ開発はしているけど、「インフラには疎い」ということありますよね。
アプリケーション、ミドルウェア、ハードまで知識があるとかなり貴重な人間になることができます!
気になるインフラエンジニアですがマイナビエージェント×ITで求人を見てみると
年収:600-720万円
となっています!
フリーランス
開発から保守と幅広く関わってきた経験を生かして、フリーランスになるっていうのもあり!
フリーで入ってリーダーやPMとしてまとめ役としても活躍することもできます。
いっそ組織から抜け出して一人でやってみたいって方にはおすすめです。
ITフリーランス専門のギークスジョブならば
「独立相談会」
などでまず自分がフリーでやっていけるのか相談することができます!
「フリーになってみたい。」
という方はぜひ一度相談してみましょう!
相談したら「必ず仕事をしなくちゃいけない」わけではないので気軽に相談してみてくださいね。
相談は無料で行えるので安心です。
フリーの案件も幅広く揃えられていますよ!
なんと年収800万円になった実績ありとか!
開発に関わりたくない人向け
開発に関わりたくない人向けの転職先は以下になります!
開発に関わりたいたくない人向け
- 同業他社のSE
- IT営業
- ITコンサル
- PM(プロジェクトマネージャー)
- SIer
- PC講師
同業他社のSE


そんな方は同業他社に転職しましょう。
同業他社なら転職先でも新しく覚えることが少なく、即戦力で活躍できます!
スキルはあるので転職するときに年収の相談も可能。
「さらに今後何をしていきたいか」
まで言えれば間違いなく成功します!
マイナビエージェント×ITで求人を見てみると、維持管理や保守だと
年収600-720万
などの案件がありますね。
IT営業
「開発していた」
経験を生かしてIT系の営業になる手もあります。
システムをやっていた人とやっていない人では、営業力にかなりの差が出ることはイメージしやすいんではないでしょうか。
システムを知らない人の場合は表面的な話しかできませんが、一度開発や保守に関わっていた人ならば
「この人は技術的な話ができた人なので入れても大丈夫です」
と深く会話することができるからです。
「技術営業」などと呼ばれていることもありますね。
こういう人は強い。ほんとに強いです。
お客様にも具体的な提案ができるので、重宝されるでしょう。
人と関わるのが苦ではないなら、挑戦してみるのもいいと思います。
dodaで探してみると
年収:300-700万円
の案件がヒットします!
ITコンサル
企業が抱えている悩みや問題などを解決するのが、コンサル事業です。
新しい大規模な開発の案件とかで見かけることがありますよね。
新しいシステムやインフラの提案、または経営の相談までしているところもありますね。
社内のシステムを変えたりするわけなので超上流。
そのためコンサル事業はとにかく高収入。
年収1000万円まで上がります!
「とにかく年収を上げたい」「やってみたい」という人におすすめ。
要件定義から開発までの工程とはまた違った仕事に関わることができますよ!
マイナビエージェント×ITで探してみると
年収:700-1000万円
の案件が出てきました!
PM(プロジェクトマネージャー)
開発の案件が立ち上げったときにチームをまとめたり、進捗の管理をするのがPM(プロジェクトマネージャー)です。
会社によって担当している範囲が違うので、PMとして入ってどこまでやるの必ず確認しましょう!
PMでも開発やテスト工程に関わる場合もあるし、管理する人が多すぎて「管理業務しかできない」こともあります。
PMが複数人いることもありますしね。
管理だけやりたいのか、ほかの工程に関わりたいのかで仕事のやり方が変わってきますね。
フリーランスでも管理業務は参入可能です。
人はいるけど、まとめ役が欲しいなんてパターンよくありません?
大きい案件ならば、コンサルに続いて年収が高くなります。
マイナビエージェント×ITで探してみると
年収:700-1000万円
の案件を見つけることができました!
SIer

仕事を振る側になりたい
それならば仕事を振る側、大手のSIreを目指しましょう。

同じ業界にいても何をしているのか良くわかってないことありますよね。
簡単にいうとSIerはシステム開発を請け負う会社です。
システムインテグレーター(直訳でシステムの統合)と言います。
まだよくわかりませんね?
システムの企画から運用まで一括でやってくれると言えばわかりやすいでしょうか。
要は一次受けの会社ですね。
SIerがお客様から案件をとってきて、工程ごとに様々な会社に依頼するといったところでしょうか。
最終的にエンドユーザーがシステムを使えるようにします。
IT系の場合の場合はさらに下に下に流れて行って2次受け、3次受けと下がっていきます。
当然、上の方が利益をとっていくので3次受けより2次受けが、2次受けより大本が一番利益は大きいですよ。
「設計から開発までうちでやって、あいつら何もしてないじゃないか」
なんてあるあるじゃないですか??
年収を上げたいのならば、上に上に関わる工程を上げていかなければいけません。
企業は自然と誰しも名の知れた、ソフトバンク・NTT・三菱・ニッセイなどの大手になりますね。
マイナビエージェント×ITで探してみると
年収:700万円前後。
となっています。
PC講師


という方はPC教室の講師もいいですね。
IT系の経験があれば間違いなく活躍することができます。
レベルも様々なので自分にあったところを選ぶようにしましょう!
電源を付けるところから始める、「初心者向けのPC教室」や「ギークスジョブのようなプログラミングスクールの講師」の道もあります。
専門知識を生かして、IT系の転職エージェントの就職するのもいいですね。
dodaで調べてみると
年収:300-500万円
となっているようです。
SEの転職の失敗例
Twitterや口コミサイトを見てみると、以下のような失敗談が多かったのでご紹介します。
SEの転職の失敗談
- 年齢的な制限
- 情報収集不足
- 誰にも相談せずに転職した
転職しようしようと思ってはいても中々踏み出せなかったため、年齢的に転職が難しくなることがあります。
一般的に「40歳ぐらいから転職するのは難しくなる」と言われているので、転職したいと思ったらすぐに行動してください!
40代・50代を対象にした転職エージェントもありますが、選択子は多いに越したことはありませんよね。
また、2番目と3番目は「情報収集が足りなかった」ため
「こんなはずじゃなかった・・・」
と後悔することになります。
せっかく今よりいい環境を求めて転職したのに、転職先が「ブラック企業」では元もこうもありません。
企業の情報を集めるのに「一人ではどうしても限界があります。」
ハローワークでIT系で探すと何千件もヒットしたなんて口コミもあるぐらいです。
自分である程度の情報を集めるのは大事ですが、「転職会議」のような口コミサイトや「転職エージェント」に登録して企業の情報を教えてもらうようにしましょう。
特に転職エージェントは「独自の企業調査」で企業の内部情報を持っているので、入社後のミスマッチを最小限にできるかもしれませんよ!
「ボーナス額」や「休みが取りやすいか」なども確認することができます!
おすすめの転職エージェント
SEの転職でおすすめの転職エージェントをご紹介します。
マイナビエージェント×IT
マイナビエージェント×ITはマイナビが運営している国内大手の転職エージェント。
IT・WEB系に特化したエージェントです。
マイナビが運営しているので求人数は国内最大級。
上流をやりたい場合に上流やSIerの求人を提示してくれます!
先にご紹介した
「インフラエンジニア」
「PM」
「コンサル」
「SIer」
これらはマイナビITで求人を探しました。
doda
dodaは就活の時にお世話になった人もいるのではないでしょうか。
dodaは新卒向けのイメージが強いかもしれませんが、幅広い求人を取り扱っています。
使いやすいサイトですね。
登録から最短2日で面接なんてこともあったのだとか。
dodaについて詳しく知りたい方はこちら
先にご紹介した
「PC講師」
はdodaで探しました。
TechClipsエージェント
「とにかく年収を上げたい!」そんな方におすすめなのが、TechClipsエージェント。
IT系で最低500万からの高収入・好待遇を売りにしているエージェントです。
経験者のみの求人を扱っているので、スキルアップや年収アップにつながるんですね。
フリーの紹介もしているので「今よりいい環境で働きたい!」「年収を上げたい」ってかたはチェックしてみてください。
TechClipsエージェントについてはこちらをご覧ください。
IT業界から足を洗いたい場合
もちろんIT業界から抜けたいという場合もあると思います。
ここで出しているのはあくまでよく転職されているケースなので、先に上げた例以外に転職できないではありません。
社内の様々な問題を解決してきたことをうまくアピールできれば、転職しやすいでしょう。
面接では
「これからやりたい事」
を伝えれば受かりやすくなりますよ。
IT系以外の営業や人事などの異業種に転職するのもありですね。
まとめ
社内SEから転職するには「開発を続けたいか」「上流か下流に関わりたいか」で転職先を決めましょう。
今と同じような仕事で年収を上げたいなら、「同業他社の社内SE」に、上流に関わりたいなら「コンサル」や「SIer」になります。
ITの知識を生かして「IT営業」や「PC講師」という道もあると思います。
転職のよくある失敗例は「年齢制限」と「情報収集の不足」でした。
一人では情報を集めるにも限界があるので、プロの転職エージェントに相談しましょう!