
仕事をしているとふと、今の収入が妥当なのか気になることありますよね?
そこで今回は20代・30代の「平均年収」を「年齢別」「職業別」「学歴別」にご紹介します!
20代の平均年収は345万円、30代は442万円!
2018年9月~2019年8月の1年間でdodaに登録した人の年収を調査した結果をもとにお話しします。平均年収ランキング 最新版【年齢別】
doda
の調査によると20代の平均年収は345万円。30代の平均年収は442万円となりました。
男女別でみると「男性が369万」、「女性が319万円」でその差は「50万円」
30代、40代の年齢別の差額が「100万近い」ことを見ると、20代のうちは男女ではあまり「差がない」とも言えますね。
年齢別
20代前半(25歳まで)の平均年収が「344万円」で20代後半の平均年収が「402万円」なことを考えると、「20代前半で収入が低い」と思っているかたは20代後半になると収入が安定してくる可能性があります。
ただし、20代男性の正社員で「年収が300万円行かない!」ような会社は将来のことを考えて「転職」を考えた方が生活は苦しくなりませんよ!
20代も後半になると「結婚」などの大きな変化で、今より出費が多くなる傾向がありますので。
30代になると20代の時より収入が安定してきますね。30歳で「407万円」、39歳で「479万円」と前半と後半では「72万円!」も差が出ることが分かります。
一般的に30代・40代が稼ぎ時なので、ずるずると
「昇給はあるが、年1000円程度」
のような会社にいると、「実はもっと稼げていたのに!!」なんてソンしているかもしれませんよ!
職業別
続いて年齢別の職業の年収についてみてみましょう。
20代の職業別の平均年収
20代の職業別の平均年収を見てみると、1位は専門職で「475万円」、2位は企画/管理系で「391万円」、3位は技術系(電子機械系)で「383万円」となっていますね。
1位の専門職は「法律事務所」や「企業のコンサル」、2位の管理系は「企業の経理」や「経営企画」などの仕事になります。
やはり「法律関係・企業相手の内部戦略・コンサル」などの直接相手とやり取りする仕事は、収入が高い傾向にあるようですね。
「1次受け」から「2次受け、3次受け」と仕事が流れていきその分収入は減っていきます。
って思ったことありません?
収入を上げるには一番上の工程に関わるのが、手っ取り早いですね。
業種別では、「商社」が370万円「メーカー」が同率で370万円。「IT/通信」が368万円となっています。
上位には「総合商社」や「メーカー」といった大企業が並びますね。
「IT/通信系」はまだまだ伸び盛りで、常に人手が足りない状況なので狙いやすいです!
「大企業に行きたくない」
というかたは、「子会社」や「大企業と長年仕事をしている会社」を狙ってみましょう。特に「メーカー直下」の子会社がおすすめです!
※メーカーから「派生している・孫会社」などは、収入が安定しないことが多いので注意。
30代の職業別の平均年収
30代の1位は専門職で「608万円」、2位は企画/管理系で「516万円」、3位は技術系(IT/通信)で「509万円」となっています。
ここでいう専門職は「法律事務所」や「企業のコンサル」のことです。
3位の技術系のジャンルが違うだけで20代のトップ3とほぼ変わらない結果となっていますね。
業種別もトップ3は20代のランキングと同じ「金融」「総合商社」「IT/通信」となっています。
そのため未経験の中途で入社するより、昇給を見越して例えば新卒で「専門職」に入社したほうが活躍することができるので、年収も上がりやすいです。
30代になれば、下のまとめ役になったりと何かしら業務が変わってくると思います。
さらに先のことを見据えて「転職」を考え出す時期ですよね。
スキルアップも視野に入れて「コンサル業」などの「仕事を発注する側」になることも考えてみてはどうでしょうか。
学歴
厚生労働省が調査した令和元年賃金構造基本統計調査(令和元年)の「学歴別に見た賃金」によると以下のようになっています。
20代前半は男性で
高専・短大が「約21万」
高校卒が「約20万円」
女性で
高専・短大が「約21万」
高校卒が「約19万円」
でそれほど差はないですね。
これが25~29歳になると男性で
高専・短大が「約24万」
高校卒が「約23万円」
女性で
高専・短大が「約23万」
高校卒が「約20万円」。
と20代も後半になるにつれて「大学・大学院卒」と「高専・短大」「高校卒」との差が開いてきます。
大学・大学院卒と高校卒では、「4万円」もの差が!
30代はさらに顕著で男性で
高専・短大が「約30万」
高校卒が「約28万円」。
女性で
高専・短大が「約24万」
高校卒が「約20万円」。
30代も後半になってくると男性で
高専・短大が「約29万」
高校卒が「約28万円」。
女性で
高専・短大が「約25万」
高校卒が「約21万円」。
男女ともに実に「9万円」も差が出ている結果になっています!
未だに日本の企業には実力に関係なく、残念ながら学歴だけで判断する風習が残っています。
この結果をみる限り、全く同じ仕事をしているのに「月9万円」も収入が違うなんて!と思いますよね。
ましてや「同期より自分の方が仕事ができる・任されているのに収入が低い」なんてこともあると思います。
転職する際は、その会社が「学歴で見るか」「実力で見るか」も視野に入れておくと納得した収入になるはずです。
年代別の昇給率を把握しよう

転職する際は「給与がいくらになるのか」と共に
も抑えておきましょう!
たとえ初任給が多くても、昇給率が低ければ年収は低いままです。
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の表では20歳~29歳の年収の推移が「279~402万。」20代全体の平均年収が「346万円」となっていますね。
また30歳~39歳の年収の推移が「407~530万。」30代全体の平均年収が「452万円」です。
昇給率は「大体1~4%」と言われています。
残念なことに「3%以上」の昇給は滅多にみられません。
例えば月20万なら、1%で2000円、2%なら4000円プラスになりますね。
昇給率を調べるには

転職サイトや求人票を見ても「昇給率」までは載っていません。
昇給率を調べるためには以下のような方法があります!
就職四季報で調べる
就活のときに使ったことがある人もいるんじゃないでしょうか。
就活と言えば「就職四季報!」
企業の基本的な情報から、ボーナス額や平均年齢なども調べることができます。
記者の客観的な評価も載っているので、会社を選ぶ際は参考にできますね。
就職四季報の中には、「20歳~35歳までのモデルの賃金」があるので給与がどのように変化していくか確認することができます!
大企業や上場企業なら「就職四季報 総合版」、中堅企業は「就職四季報 優良・中堅企業版」、女性には「就職四季報・女子版」があります。
参考までに以下にリンクを置いていおきますね。
就職四季報 総合版
就職四季報 優良・中堅企業版
◆◆就職四季報優良・中堅企業版 2021年版 / 東洋経済新報社/編 / 東洋経済新報社
就職四季報 女子版
転職エージェントや口コミサイトで調べる
求人票などに出ていない情報は、「転職会議」などの「口コミサイト」で調べることもできます。
転職会議であれば、今の社員の生の「年収やボーナス」を確認できますね。
昇給率についても書いているひとがいるかもしれません。
また「年代別に年収を確認することができる」のも強み。
でも書き込みがないと企業の情報が見れないのがデメリット。
また「転職エージェント」であれば独自の企業への調査で企業の内部情報を持っています!
エージェントごとに持っている情報は違うので、複数登録して情報を集めるのがおすすめ。
どんあ職に向いているかの「適職診断」や適切な年収が分かる「年収査定」などの診断で自分の価値をサクッとしれるのもポイントです!
中でもオススメは、レバテックキャリア!
年間3000件もの企業調査を行っているので濃い企業の情報を持っています。
登録も無料なので、登録しておくだけでもいいですね。
手取りはいくらになるの?

年収や求人票の月額で額面がいくらかは知れても、結局「手取り」がいくらになるのか疑問ですよね。
例えば初任給で「22万円」支払われたとしても、税金や保険料等が引かれて最終的に銀行の口座に振り込まれます。
私の場合は初任給が22万で、「排除額が6万円」だったので「手取りは約16万円」ぐらいでした。
大体、額面の「3割程度」引かれると思っておいてください。
もちろん会社や住んでいる地域、収入等によって排除額は変わってきますね。
排除額には以下のようなものがあります。
健康保険料厚生年金
雇用保険
住民性
所得税
その他(組合費)
新社会人になれば都内で一人暮らしを始めるかたもいるのではないでしょうか。
では手取りいくらであれば都内で一人暮らしできると思いますか??
【これが実態!】都内の一人暮らしにはこれだけかかる
家賃・・・7万円
食費・・・5万円
携帯・・・1万円
ネット・・・5千円
ガス・水道・電気・・・1万円
趣味・遊び・・・2万円
日用品など・・・1万円
合計17.5万円
都内でも家賃や携帯代を下げるなどの工夫をすることも必要になってきますね。
実際は両親からの仕送りや生活費を援助してくれるかもしれません。
ですが大体都内で一人暮らしを考えるならば、初任給で「23万円~24万円以上」の会社でないと生活ができないです!
「23万円 - 排除額6万円」で17万円ですね。
まぁカードでダマしダマし生活はできるっちゃできますが・・・。(わたしはこれでした・・・。)
貯金はできないし、友達は遊びに行ってるのに自分は遊びにも行けないしで、毎月支払いのためだけに働いている感じになるので「苦しい」ですよ・・・
自分の市場価値を知っておこう

スキルアップや「もっと年収を上げたい!」と思ったら「転職」を考えますよね。
いざ転職しようとすると以下のように
「今の仕事から離れるのが不安」
「他でうまくやれるのだろうか」
「自分に需要があるの?」
不安な気持ちになりますよね。
そこでまずは「今の自分の市場価値」を知っておきましょう!
自分の市場価値を知るには転職エージェントに聞くのが一番です。
転職エージェントは様々な転職をサポートしてきた経験があるので、「年齢がこれくらいで、〇〇をやってきたのならば市場価値はこれくらいですね。」
と客観的に判断してくれます。
将来のキャリアについての相談もできるので、悩んでいるかたはぜひ使ってみてください。
会社に入っているとずるずると今やっている作業を続けてしまって、気づいたときには「市場価値」がなくなってしまった。
なんてことが良くあります。
一般的に年齢が上がれば上がるほど転職が難しくなるというあれですね。
「転職エージェントに登録したら絶対に転職しなきゃいけない」というわけではないので、気軽に一度市場価値を見てもらいましょう!
わたしもサービスだけ使って転職はしなかったことがあります(笑)
以下におすすめのエージェントとサービスを載せておきますので参考にしてくださいね。

ずばり「自分の市場価値を診断してくれるアプリ」です!
登録は約5分でできるのでスキマ時間にサクッと登録できますね。
市場価値診断のほかに「自分がどんな仕事に向いているか」などの診断もあるので、遊び感覚でやってみましょう!
実は今まで興味もなかった仕事に適性があるかも!
doda
言わずと知れた大手転職サイトですね。
新卒の時に使用したひとも多いのではないでしょうか。
doda独自の膨大なデータからあなたの市場価値を診断してくれます!
大手サイトだけあって使い勝手やセキュリティーなども安心して使えますね。
「転職タイプ診断」や「年収査定」などもあるので利用してみましょう!
目指せ年収1000万円!

仕事にある程度慣れて自身がついてくると、「もっとできるんじゃないか」「もっと年収を上げたい!」と思ってきますよね。
特に仕事に慣れてきて、社会も知ることができた30代が一番転職しようと考えるようです。
結論、年収を上げるには
「今の会社より大きい同業他社」
が挙げられます。
ホットな話題はまだ技術者も少なく貴重なので価値が高くなります。
今ですと「AI技術」や「VR・AR技術」といったところですね。
これらの二つはまだまだ伸びることが予想されるので、長く収入が安定すると思いますよ。
AI技術者についてはこちら。【高収入】AIエンジニアって?仕事内容や必要なスキルについてまとめてみた!
また「同業他社」であればやることは同じなので、今と同じことをして年収を上げることができます。
こちらの方が安心感があるって人も多いですね。
同業他社であれば、自分の価値の査定がしやすいこともポイントです!
まとめ
20代、30代の平均年収をご紹介しました。
「こんなに低いの?」
反応は人それぞれだと思います。
「今の年収に納得できない人」「そろそろ転職を考えている人」はまず転職エージェントやアプリで「自分の市場価値」を見てもらいましょう!
そこで客観的な判断ができるはずですよ。
「気づいたら転職しずらくなってしまっていた」なんてことにならないように、30代までに一度は自分の市場価値を知っておきましょう!